大塚製薬のCMがどんどん良くなっていってる 映像研究#8
何も言わずにとりあえずこの動画見て見て欲しい。
ACC2021でグランプリを取った大塚製薬がまたしてもとんでもない広告を発表してきた。
人の人生はレールの上を走る列車に例えられることもあるが、この映像ではそれを肯定的に描いてみせた。
人の人生を列車に例えるならば、うだつの上がらない部活や孤独な戦いである受験勉強などをしなければならずさらにコロナ禍のために友人との思い出も作りづらい”今の高校生活”は、まさに暗闇の中をそれでも走り続ける列車のようなものだろう。
進路の違いで親友と離れ離れになることや時には立ち止まってしまうこともある。それでもまた起き上がり走り出せばいつかは夜を抜けて夢の先へ辿り着ける。朝日がさすはずだ。
大塚製薬の高校生活を切り取った広告のシリーズはほぼ全て見てきたが、僕の中ではこの映像がダントツだった。
ダンスも良いし、廊下ダッシュも良い。しかしそれらはどうしてもフィクション感が否めない。(他商品の広告と比べるのはあまり良くないが。。。)
しかし今回の映像はリアリティのある高校生活を切り取り、それを列車という絶妙なモチーフで演出している。このバランス感覚が非常によかった。
また、映像の温度と音楽が非常に合っていた。
YOASOBIさんの「あの夢をなぞって」を穏やかで情緒的に編曲し収録し直している。
この曲は他にも様々なCMの曲としても使用されているが、ここまで見事に映像とマッチしていた作品はあっただろうか。
そしてこの広告はメイキングこそ見てほしい！
しっかりと音楽に合わせて編集されており完成度がとても高い！
とても楽しそうに、そして真剣に撮影に望んでいる受験生役の奥平大兼さんをはじめとするスタッフ一同の姿は本編にも負けず劣らず、胸にくるものがある。
以上！本日はここまで！
気になる映像・面白い映像がありましたら、映画・CM・ウェブムービーなどジャンルは問わずどんどんコメントで教えてください！
高校時代は写真部（帰宅部）だったリバ君でした！
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